加工技術・施設について
信玄食品では、素材そのものの旨みを最大限に引き出すとともに、「安心」「安全」な食品つくりを心がけております。
特にあわび煮貝で培った"貝の旨み、磯の香りを引き出す技術" "やわらかさの追求"という技術を基に、新しい商品開発に邁進してまいります。
加工技術について
信玄食品の加工のこだわりは、現地での一次加工。
活きたままボイルすると、あわびは筋肉を凝縮させない状態で保存できます。
あわびは本来、身は非常にやわらかいものです。活きたまま冷凍(生冷凍)やむきみにすると、死ぬ前に硬くなります。
すし屋で食べるあわびのコリコリ感はこの状態です。
また、凍結すると、筋肉が蛋白変性を起こし、旨み成分が剥がれ落ちます。
加工までに生きていた姿から離れれば離れるほど硬くなり、旨み成分も減り、おいしさが逃げていきます。
この「やわらかさ」「旨み」を最大限保持していくのに信玄食品では現地に赴き加工指導を行い、一次加工をしています。
工場では、時間管理による自然解凍・ひとつひとつ手作業による殻外し・肝外し・洗いと高価なあわびを傷つけないようデリケートな製造工程が組まれています。
また、120℃を超える殺菌温度による加圧加熱釜にてレトルト加工し、世の中に存在するあらゆる微生物を死滅させ、保存料や化学薬品を一切使用せずに常温にての保存を可能にしています。
施設について
一次加工
信玄食品では、あわび本来の風味と鮮度を保つため、獲れたての生きたままのあわびを現地で一次加工(弊社独自製法)しています。また、殻付のまま輸入することで、肉質(水分)、やわらかさ、旨味を保持しています。
加圧加熱殺菌釜(レトルト釜)
レトルト殺菌した商品は商業的な無菌状態にできるので、常温流通が可能となります。パック包装後の加熱殺菌が有効な保存方法として広く利用されています。熱水貯湯式釜2台、熱水スプレー式釜1台を設置。〔生産能力〕3,000パックx6バッジ(煮貝の例)
クリーンルーム
クリーンルームは、オゾン水、オゾンエアー発生装置で常に無菌状態に保たれています。加えて、徹底した衛生マニュアルで管理され、非加熱製品(数の子、子持ち昆布、おこわなど)を安全にお届けしています。
ジェットオーブン・ニーダー
ジェットオーブン・ニーダーなどを備え、幅広いご要望に対応できます。煮付け、焦げ目、焼き目、一夜干しなどを始め、ひと手間加えたこだわりの商品を手がけています。
ベルトコンベア製造ライン
大量ロット、一括生産にも対応可能なベルトコンベアライン。サイズ選別を行いながら、パック詰め、トレー詰め、また手切りによるカット作業、串打ち作業などのキメ細やかなニーズに対応しています。
スライスルーム
厚みが0.8mm~ご希望の幅でスライス加工が可能です。上下式カッター2台、回転式カッター1台を装備しています。寿司ネタ、しゃぶしゃぶ、前菜用など、調理場のお手伝いを致します。
パッキングセンター
衛生的で広々としたパッキングセンターは、商品の安全性を保つため、一定に低温管理された室内で作業を行っています。お客様のギフト向けパッキングをはじめ、産地直送方式など、様々なご要望に対応しています。